糺の森の新緑

2016.05.02

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2月1日に株式会社朝倉ゼミナール研究所研にしました。今後ともよろしくお願いいたし

ます。「信用」のハードルが高くなりました。新たな心で精進します。

私は、6ヶ月の養成科を2月から担当しています。半分経過しました。後の3ヶ月は、ホ

テル出身の講師が担当します。

3月は、20年以上担当させていただいている新入社員研修を約500人、2日間コースを

4回、1日コースを1回担当し、直ぐに専門学校、短大の講師をしています。その間、添削

指導、サービスコンサルタントなどを担当しますので、充実した日々を過ごしています。

さて、専門学校で新たに「京都文化解説」の講座を担当しています。今回は、その一部を

ご紹介します。

月には兎が居ると思ったのは日本人で、中国人は、月には「桂」という、とてつもない大

木があると思ったのだそうです。伏見の銘酒「月の桂」の酒名は、そんな夢を託して、都に

住んでいた公卿が名付けました。300年以上も前の話です。

戦後は甘口のお酒ばかりで、越後のお酒が端麗辛口で人気を呼び、今度は一斉に辛口一辺

倒になりました。「右へ倣え」ですね。この習性は、日本酒の世界にも蔓延しています。変

り映えしないお酒にならないかと、お酒の好きな下戸の私も危惧します。「月の桂」は、元

祖にごり酒です。にごり酒は、「天乳」と書くそうです。

私は、3年前に桂の木を下賀茂神社に献木しました。「桂」の木です。大雨が降った年に、

「枯れるかな?」と心配しましたが、枯れずにすくすく成長しています。桂の木の葉は、ハ

ートの形をしています。

愛染カツラは、長野県上田市別所温泉の北向観音境内に生育する桂の巨木(雄株)です。

推定の樹齢は300年以上です。慈覚大師円仁と千首観音にまつわる伝説が残されています。

 この木が世に知られるきっかけは、川口松太郎氏の小説『愛染かつら』です。川口氏は、

桂の木と隣接する愛染明王堂に着想を得てドラマを書き上げ、映画の大ヒットになりまし

た。

 私は、昔ストイックベジタリアンを2年間経験したことがあります。植物しか体に入れ

ずに生活したわけです。「はがき道」の先生の「宇宙にある大切なものが感じられる」とい

う言葉に興味関心を持ったからです。気分はすっきり、抵抗力がなくなり、視神経のヘルペ

スになり、点滴をしながら仕事をしたこともありますが、心はパワフルでした。見た目は、

仙人のような・・・髪はばさばさ、皮膚はかさかさでした。もう少し続けると自分の体が油

分を作るとその仙人のような先生が言われました。

3年間を目標にしましたが、人間関係が難しく、仕事に支障があるとある方に助言をいた

だき、今は、バランスのいい食事をしています。その2年間の収穫は、植物から発する信号

があると信じるようになったことです。心のこもった野菜は美味しいです。心が根付いた花

は輝いています。私の桂の木に手を触れると愛しい人が私の心を優しく包みます。

 心と形がマナーですが、相手を大事にする生き方は、自分の生活から育まれます。今は、

京都の文化を通して心を磨いています。「ゑり善」の風呂敷、かつては脱衣籠などというも

のはなく、お風呂に入る前に脱いだ衣服を風呂敷に包んでおき、お風呂から上がると、足拭

きマット代わりにして足をぬぐったのです。だから風呂敷ですね。意外と「そうか・・・」

と日々感心しています。今はなるべく風呂敷で生活しています。皆さまも日々自分の生活を楽しんでくださいませ。